masquerade
ー仮面の世界ー
物心つく頃から絵を描いてきました。
絵は私が生きる上で必要不可欠なものです。
それはやがて人生の目的になり、自己存在証明になりました。
20年以上池に浮かぶ睡蓮を描いています。
光、影、時間、季節、移りゆくものを睡蓮を通して画布にとどめてきました。
そして今はベネチアンマスクに魅せられ仮面を描いています。
人間は皆仮面を付けていると思ったのがきっかけでした。
目だけが覗くマスクの表情が、いつしか人間に見えてくるのです。
そこに魂の深淵を見るような気がします。
睡蓮と仮面、自然と人間、この二つが私の絵のテーマです。